続・田丸城跡
《本丸跡・二の丸跡》

本丸東側虎口跡
 ここは、田丸城の本丸への入口のひとつです。「虎口(小口)」と呼ばれる、道を折り曲げ敵の侵入をはばむはたらきをする、城にとって重要な施設です。


本丸東側虎口跡と門
 平成15年度の発掘調査では、門の礎石や石段など、宝暦年間(18世紀中頃)をはさんで大きく2時期に分かれる遺構が見つかりました。門は17世紀に建てられていたようで、間口約6.2m、奥行き約2.6mの大きさがあります。
 遊歩道の整備にあたって、宝暦年間より古いとみられる遺構については切石を、それ以降と見られる遺構については自然石を用いて表示しています。


本丸内から見た本丸東側虎口跡


本丸跡と天守台
 天守台は本丸の北端部に位置しています。天守台の後ろの樹木部分は北の丸跡。

天守台

天守台は内部に穴蔵をもつ古い形式のもので、南側には付櫓が付属していました(手前の石垣部分)。天守台は高さ約4mで、
東西約17m×南北約18mのほぼ正方形に近い形をしています。付櫓台の石垣と石段は、近世以降の改変の手が加えられている。


田丸城天守復元模型(村山龍平記念館展示物)


本丸南側虎口跡
 虎口石垣の後方が二の丸跡です。本丸から二の丸への虎口で、虎口を抜けると土橋があり、土橋を渡ると二の丸跡です。


本丸南側虎口跡と土橋
 二の丸側から見た本丸南側虎口跡。本丸と二の丸は土橋でつながる。


二の丸側から見た本丸を囲む石垣(南面)
 本丸南側虎口の後方には、わずかに天守台が見えます。

本丸と二の丸との間の空堀


二の丸跡
 右奥には富士見台跡があります。


富士見台跡
 石垣の一部が崩落していますが、富士山を望める櫓があったのでしょうか。


富士見台跡


二の丸虎口跡
 二の丸東下に位置する虎口で、枡形状の構造であった。



二の丸虎口跡
 このあたりの石垣は、平成10年10月から翌年2月にかけて修復工事を実施。

《田丸城搦手口》

田丸城外堀と田丸保育所
 搦手口はのところになります。


搦手道
 ここから続く搦め手の通路は平成12年度田丸城跡遊歩道整備工事に伴う発掘調査で確認されたものである。この通路は普段の登下城や物資の搬入に用いられたもので、その途中では、門の礎石・石組の側溝や石段が発見された。
 側溝内からは16世紀後半の軒丸瓦や土師器片などが出土しており、一連の遺構は、織田信長の次男である信雄の時代に修築された城の一部であると推測される。



搦手門跡
 後ろの石垣は、二の丸南面石垣。


搦手門跡
 この場所は土塁の外枡形が残っており、中世の城の名残が見られる。


搦手門跡から見た二の丸南面石垣
 石垣下、左右の道は遊歩道です。

搦手門(推定)〜村山龍平記念館に移管展示

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